文章ってどうやったら上達する?

フリーライター

自分の書く文章に自信がない…
どうやったら文章が上手になるの?

この悩みはフリーライターになって何年経っても消えるものではありません。特にライターになったばかりの頃は、何度読み返しても正しいのかわからず、人に読まれるのが恥ずかしいものでした。そして今でも自分の書いた文章にがっかりすることもあるし、難しくて書けない文章もあります。

フリーライターになって10年以上経ち色々な媒体でお仕事していても、未だにテストライティングに落ちることもあります。なにが悪かったのか、文章を書く力がないのかなど、何年経っても悩む日々です。

今回はこれからライターデビューしたい、デビューしたばかりの人に向けて、私なりに行っていた文章上達術を伝えます。

たくさん本を読む

これは言うまでもないことですが、色々なジャンルの文章を読むことは非常に重要です。

・商品説明

・人物インタビュー

・観光地やお店の紹介

・イベントレポート

・書評

・体験談etc.

など、文章といってもさまざまな種類があり、それぞれ書き方が異なります。まずは自分が書いてみたい種類や媒体の記事をとことん読み込むこと。それ以外も小説を含めたくさんの文章を読むことはやはり基本ですが大切です。

ただやはり読むだけでは上手にはなりません。いくら音楽や歌を聞いても、上手に演奏したり歌えないのと同じです。

とにかく他の記事の真似をする

個人的にはこれはかなり大切!真似をするといっても、丸写しするという意味ではありません。

もし仕事を依頼されたら、まずはその媒体をしっかりと読み特徴をつかみ、自分が書く予定の記事と近いものを見つけましょう。

例えばある情報サイトから、飲食店の紹介記事を依頼されたとします。そうしたら同サイトですでに公開されている飲食店記事を探しましょう。そのときに確認するのが下記のポイントです。

・文体がですます調、だ・である調のどちらか

・構成の仕方

・客観的な記事、又は感想が必要な記事か

特に重要なのは構成の仕方で、例えば参考にした記事が

・お店の歴史

・シェフの経歴

・お店や食材のこだわり

・名物料理の紹介

・お店までのアクセス

だった場合は、同じような流れで書いてみるのが最初は安全です。もちろん依頼者から最初に「このように書いてください」と指定があるときはその通りに書くべきですが、そうでなければすでに公開されているものと同じ流れで書くのが、練習にもなっていいと思います。

真似をする、参考にするってダサいと思うかもしれませんが、すでに公開されている記事はある程度のレベルに達しているもの。真似や参考にできることはどんどんするべきです。

ただしあくまで真似するのは

・構成の仕方

・文体

・記事の方向性

であって、文章を真似するのはダメです。

自分だけのオリジナリティを出すのはその後の段階。慣れてきて仕事が続くようになってきた段階で、「このほうが読みやすいのでは?」と思うことがあれば、試したり提案してみるといいでしょう。

気になった言葉を書き留めておく!

私が2社目に勤めた会社は、洋服を取り扱う媒体。過去記事を参考にしながら見よう見まねで書き、上司にチェックしてもらっていました。

その中で感じたのが語彙力のなさです。

この服について説明したいけれど、
さっきから“可愛い”ばっかり使っている!

でもそうはいっても、言葉は突然出てきません。そのため類似雑誌やWEBサイトで、自分が使ったことのないいい言葉があると、ノートにメモをしていました。

困ったらノートを開き、使える言葉がないか探す。アナログですが一人で完結すると結局同じ言葉しか使わないので、語彙力を増やすにはおすすめです。

フリーライターが書く記事はブログではない!

これは声を大にして言いたい!

以前、とある商品紹介のWEBサイトで編集側にいた際に、ライター応募で提出された文章を添削、合否判定していたことがありました。

そのまま合格レベルの人もいたし、ちょっと指導すればすぐに上達しそうな人もたくさんいました。ただそのときに合格レベルに達さない人に対して思ったのが

・記事はあなたのブログではない!

・絶対にウチのWEBサイトを読んでいない!

の2つでした。中でもブログ調で提出してくる人はとにかく多かった!商品紹介で読者が知りたいのは、性能や使い方、コスパなどで、ライター自身の感想ではないのです。

ブログ調の人はよくわからない改行も多く、ウチのサイトの記事をひとつも読んでいないのだろうなと思うことも。もちろん媒体にもよると思いますが、ブログ調だとせっかく書いた記事もほぼ読まずに不合格にされてしまいます。自己満足の文章ではなく、読む人がなにを求めているかを考え、媒体に沿った記事を書くことを意識してみてください。

さいごに

今回はちょっと偉そうに書いてしまった部分もありますが、私自身もまだまだ未熟なライターです。これがすべてではありませんが、経験の浅いライターさんやいつもテストライティングで落とされるライターさんの少しでも参考になればと思います。

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